一休さんのお話です。
一休さんが旅をしている時、とある村にぐにゃぐにゃと曲がりくねった松を見つけました。
そこで一休さんは村人たちを集め
『この曲がりくねった松をまっすぐに見た者に、褒美を取らせよう!!』といいました。
村人たちは褒美欲しさに色々な角度から、また、いろいろな方法で松を見ました。
しかしどこから見ても曲がりくねった松はまっすぐに見えることはありませんでした。。。
大人たちがそんなこんなしているうちに
村の子供たちがやってきてこう言いました
『あっ!!この松めっちゃ曲がってるね!!』
それを聞いた一休さんは
『お見事!!これがまっすぐに見るということじゃ』
と子供たちを褒めたそうです。
・・・
曲がった松を『まっすぐに見る』ことはできませんが、『まっすぐ見る』ことはできます。
人は(特に大人は)この世で起こっているモノに対して自分の都合でねじ曲げてとらえがちで、
現実をありのままに正しく認識できない生き物です。
大人になると凝り固まった思考で物事を考えてしまいがちですが、
時には子供のような素直なモノの見方で世の中を見てみると、また別の角度から見ることができるといういい例だと思います。
私は商品開発において色々考えすぎて頭がパンクしそうですが、
時にはいったん素直に童心に帰って物事を見てみたいなーなんて思いました!!
(それがまた難しいことではあるんですが・・・)